第二次大戦後~1960年代までのドイツ映画

こちらでは、第二次大戦後から1960年代にかけてのドイツ映画をご案内します。

 

50年代の、大衆には受け入れられても内容的には陳腐なものが粗製乱造されていた低迷期を乗り越えて、ドイツ映画界に新しい波がやってくるのが19622月のこと。

ドイツ映画史上で「若き映画の誕生の瞬間」とみなされる、いわゆる「オーバーハウゼン・マニフェスト(Oberhausener Manifest)」が宣言されたのです。

これは、既存の映画にあきたらなくなった26人の若いドイツ人の映画作家集団が、個々の監督、脚本家の作家性をより尊重した、芸術としての長編映画を作製しようという意図で宣言したもの。

 

このマニフェストをきっかけに、その後1960年代から80年代にかけて、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー、ヴェルナー・ヘルツォーク、フォルカー・シュレンドルフ、そしてヴィム・ヴェンダースといった、いわゆるニュー・ジャーマン・シネマの旗手たちが台頭してきます。

 

 

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