くたばれゲーテ　Fack ju Göhte

 

 

2013年11月7日にドイツ国内で公開されるやいなや、

50日間で530万人の観客を動員し、

12月31日までには、「ホビット」も遠く引き離し、

堂々と今年最大のヒット作としての地位を獲得した、

「くたばれゲーテ　（ファック・ユー・ゲーテ）」。

 

そのセンセーショナルな成功ぶりに、

配給元のコンスタンティン・フィルム社長、モスコヴィッツ氏も

驚きを隠せない様子。

 

さて、本作の主人公、ゲーテ総合学校の10年生クラスの担任となった、

ツィキ・ミュラーは、実は銀行強盗。

 

3年前にある工事現場に埋められた現金を取り戻すため、

その工事が完成した場所である、ゲーテ総合学校の体育館の地下に潜入しようと、

学校の管理人の職に応募するも、ある手違いから、

その生徒たちのあまりの落ちこぼれぶりに、担任が自殺未遂をはかった

10年生（日本では高校1年生相当）クラスの担任に。

 

校長先生にもさじを投げられたDQNなクラスだったのが、

生徒たちを堂々と社会のクズ呼ばわりし、

授業をさぼる生徒にはエアガンで対応するような、

ミュラー先生の型破りな指導のおかげで、みんな勉強熱心ないい子たちに変身！？

 

まあストーリーとしてはありがちで、

ウーピー・ゴールドバーグ主演の映画にも、

こんな感じのがあったような気がしますが・・・。

 

 

 

タイトルの、微妙にまちがっている英語ファック・ユー・ゲーテ

（正しくは、Fuck you, Goethe ですね）は、

物語後半で、ミュラー先生の指導で、夜中に電車にグラフィティを書く際に、

生徒の一人がまちがって書いちゃったもの。

 

破天荒教師ミュラーを演じるのは、

2012年にも「初心者のトルコ語」（Türkisch für Anfänger）で

人気を博した（239万人動員）エリヤス・ムバラク。

 

チュニジア人の父と、オーストリア人の母のもとに生まれたということで、

かなり濃い~目のイケメンです。

↓

http://de.wikipedia.org/wiki/Elyas_M%E2%80%99Barek

 

両作品を監督した、ボラ・ダグテキン監督とともに、

早くも第2作の撮影に向けて意気揚々の様子です。