大晦日、この季節に関連するドイツ映画をもう一本ご紹介。
「フォイヤーツァンゲンボウレ - Die Feuerzangenbowle」、
なんだか舌をかみそうな名前ですが、
フォイヤーツァンゲ(直訳: 火ばさみ)という道具を使って作られた、
ボウレ - 英語だとパンチになるのでしょうか、いや、ボウルという語もありますね -
という飲み物の名前を、そのままタイトルにしています。
さてそれでは、フォイヤーツァンゲンボウレ、いったいどういう飲み物なのかといいますと、
まず、鍋あるいはやかん(独語:Kessel - ケッセル)の中に赤ワインを入れて、これを暖めます。
同時に、鍋(あるいはやかん)の上に、上述のフォイヤーツァンゲ(火バサミ)を置き、
そこに、ラム酒をたっぷりと浸したズッカーフット
(三角錐の形をした砂糖の塊。角砂糖の親分みたいな感じ?)
を載せて、これに火をつけます。
すると、青白い炎をあげながら、砂糖が燃え溶けてカラメル状になり、
鍋(またはやかん)の中の温められたワインに滴り落ち、
えもいわれぬ味わいの飲み物ができあがる・・・
という状況を想像してみてくださいませ。
↑
家庭では、上のようなガラスのお鍋と、グラスのセットで楽しまれるようですね。
写真の左のすみっこに、ズッカーフットも見えています。
赤ワインに、ラム酒と砂糖が加わりますので、
アルコール度数、そしてカロリーも、ともに高くなりますが、
これが美味しいので困ります。
ドイツでは、冬の寒い時期になると、他にも暖めたアルコール飲料を楽しむことが多いのですが、
そのなかでも有名なのはグリューワイン(ホットワイン)でしょうか。
ドイツ各地のクリスマスマーケットなどには、必ずグリューワインの屋台が出ていますが、
ミュンヘンでは毎年、イザール門の広場に、フォイヤーツァンゲンボウレの屋台、というか、
大きなやかん(容量なんと9000リットルだそう!)をしつらえ、その下でボイラーを炊き、
48時間暖めた後、お客さんにふるまってくれる、期間限定のお店が出ます。
今年も新年6日までやっているそう。
本日、大晦日の晩は、真夜中の3時まで営業だそうですよ。
詳しくは、下のURLをごらんくださいませ。
↓
http://www.muenchner-feuerzangenbowle.de/
さて、話がちょっと映画から逸れましたが、本編です。
老年にさしかかった二人の男性が、フォイヤーツァンゲンボウレを飲みながら、
それぞれの過去を振り返る・・・
なんて実も蓋もない説明でしょうか・・・。
男性の一人、ドクター・プファイファー役を、
20世紀ドイツにおける、最も有名で、最も成功した俳優の一人に数えられる、
ハインツ・リューマン(Heinz Rühmann) が演じています。
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sprawdź sam (金曜日, 03 11月 2017 14:02)
akolut
skuteczna wróżka (金曜日, 17 11月 2017 13:49)
skromniutki